河口内科眼科クリニックのホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。院長の河口貴昭です。
私は、ここ江東区白河の地で昭和初期より続く河口歯科医院の次男として生まれ、口腔の健康を通じて全身の健康を支えようと日々診療を続ける父の背中を見て医学の道を志しました。
千葉大学医学部を卒業し、NTT東日本関東病院で内科全般を学んだ後は、一貫して炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)という腸の免疫難病の治療に取り組み、JCHO東京山手メディカルセンター(旧 社会保険中央総合病院)髙添正和先生や慶應義塾大学医学部内科学(消化器)金井隆典教授の御指導のもと、小学生からご年配まで幅広い年齢層の患者様を外来・入院問わず数多く主治医として診療してまいりました。炎症性腸疾患は生涯にわたる疾患のため、就学や就労、結婚、出産などの大切なライフイベントを乗り越えるために様々なアドバイスやサポートが必要となることから、私は患者様の想いにしっかりと耳を傾ける診療を大切にしてまいりました。
また日々診療を続けていく中で腸内細菌がヒトの健康に及ぼす影響について興味をもち、理化学研究所と慶應義塾大学医学部微生物学免疫学教室にて本田賢也教授の御指導のもと、ヒト腸内細菌と腸管免疫に関する研究を行いました。近年、腸内細菌叢(腸内フローラ)の乱れが腸の病気(慢性便秘症、過敏性腸症候群(IBS)、炎症性腸疾患、大腸がんなど)だけでなく全身の様々な病気(糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞、アレルギー、アトピー、うつ病、自閉症など)にも関与していることがわかってきており、また自律神経系の乱れも腸をはじめ全身の様々な臓器に悪影響を及ぼすことが知られています。食生活の乱れや運動不足、睡眠不足、ストレス、抗菌薬の濫用など、現代人の我々は腸内環境や自律神経を乱しやすい生活をしていることから、これらを見直すことは様々な病気の治療や予防に役立つと私は考えています。
2022年11月、私はこれまで自分の培ってきた経験と知識をより多くの方々に還元したいと考え、眼科専門医である妻とともに「河口内科眼科クリニック」を開設いたしました。内科と眼科の両方があるクリニックはめずらしいかと思いますが、内科疾患と眼科疾患は合併することも多く、近隣にお住まいの皆様にとって便利なクリニックになっているかと思います。また、生活習慣病の予防と治療、胃がんや大腸がんの早期発見にも力を入れ、地域の皆様の健康長寿にも貢献いたします。もちろん炎症性腸疾患については私の生涯のライフワークとして近隣のみならず遠方の患者様も広く受け入れ、通学や通勤の途中に気軽に受診ができるようにしております。
私たちは、ひとりひとりのお話に真摯に耳を傾け、その方に合った治療・予防を一緒に考える診療が重要であると考えています。また、患者様が病気でつらく不安になっていらっしゃる時、そのお気持ちに寄り添ってそっとサポートしてさしあげることも私たちの大切な務めだと思っております。
「病を治し、心を癒し、あなたの豊かな人生に貢献したい」
この思いを大切にしてスタッフとともに一歩ずつ歩んでまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
河口内科眼科クリニック 院長
河口 貴昭