こどもの近視進行抑制とサプリ|河口内科眼科クリニック|江東区清澄白河駅の内科・眼科・内視鏡検査

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こどもの近視進行抑制とサプリ|河口内科眼科クリニック|江東区清澄白河駅の内科・眼科・内視鏡検査

こどもの近視進行抑制とサプリ

近年、こどもの近視の増加と重症化が問題となっています。

多くの近視はメガネなどによる矯正で良好な視力を得ることができますが、近視度数が強いと眼鏡による矯正でも見え方の質が劣ってしまったり、また進行すると網膜剥離緑内障黄斑変性など様々な合併症を引き起こしたりします。

現在世界中で近視進行抑制の研究が行われておりますが、その間にも子供は大きくなってしまいますので、現段階でわかっている進行抑制方法から選んで生活に導入していくことをおすすめします。

 

こどもの近視進行抑制法とは?

 

まずは生活習慣の改善を

・姿勢を正しくする

・画面を30分見たら20秒以上遠くを見る

・毎日外で2時間遊ぶ

これらはとても大切で基本となりますのでぜひ守っていただきたいです。(でもお子さんに守ってもらうことがいかに大変かは私も自らの経験でとてもよくわかっています。)

 

低濃度アトロピン点眼、オルソケラトロジー

低濃度アトロピン点眼による近視進行抑制(当院でも扱いがあります)やオルソケラトロジーなどの治療はこどもの近視抑制として効果が期待されます。ただし費用も毎日の手間もかかりますのでなかなか簡単には始められないという方も多いかと思います。

「低濃度アトロピン点眼薬について」のブログはこちら

 

サプリメントも効果が認められています

そこでまずはサプリメントから始めてみてはいかがでしょうか。

ロート製薬のロートクリアビジョンジュニアEXというサプリメントは一日一粒あたりクロセチンを7.5mg含有しています。クロセチンというのはクチナシの果実やサフランに含まれる黄色の天然色素です。β-カロテンなどの仲間で抗酸化作用を有します。

まず慶應義塾大学眼科の近視研究チームが、近視進行を抑える働きをもつといわれるEGR1という遺伝子をクロセチンが最も活性化させることをつきとめました。さらに、慶應大学チームと大阪大学、ロート製薬の研究グループが小児の眼軸長伸長・屈折度数の変化を調べたところ、クロセチン7.5mgを毎日服用したところ24週間で眼軸長伸長を14%、屈折度数の増加を20%抑制できたことを確認しました。

つまりこのサプリメントを1日1粒飲み続けることで近視の進行をある程度抑えられることがわかったのです。

ただこれはしっかりお薬の形をしているので、継続するのが難しい場合はロートクリアビジョンジュニアというクロセチンが1日2粒あたり2.5mg含有されているチュアブルを習慣にしてもよいかもしれません(「チュアブル」とは口の中で噛んで溶ける薬のこと)。こちらはおいしいのでお子さんも喜んでくれるでしょう。

両方とも当院にて取り扱いがあります。ロートクリアビジョンジュニアEXの方は医療機関のみの取り扱いとなりますので、ぜひお声がけいただきお試しください。

     

参考:https://jp.rohto.com/clearvision-series/

 

記事監修:河口内科眼科クリニック副院長/眼科専門医 河口奈々恵 →医師紹介

 

〇江東区清澄白河駅から徒歩3分の河口内科眼科クリニックでは、健診、内科検診、内視鏡、眼科検診のご予約を随時受け付けています。生活習慣病胃腸の病気、また鎮静剤使用で苦痛のない胃カメラ・大腸カメラの同日検査、また当日ポリープ切除が可能です。眼鏡処方コンタクト、その他白内障緑内障糖尿病などの一般眼科はもちろん、小児眼科低濃度アトロピン点眼による近視抑制治療も行っております。