近視進行抑制効果のあるコンタクト「マイサイト®ワンデー」登場!
お子様の【視力補正】と【近視進行抑制】。
このふたつを同時にかなえることができるソフトコンタクトレンズが登場しました。
その名も マイサイト®ワンデー(MiSight® 1day)
この画期的なコンタクト、2026年5月より当院でも導入いたしました!

なぜこどもに近視抑制治療が必要?
近視とは、近くは見えるけれども遠くのものにはピントが合わずぼやけてみえる状態のこと。
近視の多くは、こどもの成長期に目の奥行きの長さ(眼軸長)が伸びることで発生・進行します。眼軸長が長くなると網膜上にピントが合わなくなり、遠くのものがみえづらくなるからです。

近視による視力低下は、お子様の日常生活の不便さや学力の低下につながりますが、それだけではありません。
強度の近視により眼軸長が伸びて網膜や視神経が引き伸ばされ続けると、将来的に緑内障や網膜剥離、近視性黄斑症といった失明のリスクのある疾患になりやすくなったり、若い年齢で白内障が出現・進行しやすくなったりします。
しかも、一度伸びてしまった眼軸は元には戻りません。
近視が進むということは、大切なお子様の「現在」だけでなく、「将来」の健康にとっても大きなリスクなのです。
ですので、こどもの時期にしっかりと近視進行を抑制することがとても大切なのです。
マイサイト®ワンデーのすごいところ
マイサイト®ワンデーは、クーパービジョン社が製造販売を行う、日本で初めて厚生労働省から承認された「近視の進行抑制治療」を目的とした1日使い捨てソフトコンタクトレンズです。
(1)近視の補正と治療の二刀流
マイサイト®ワンデーはActivControl® テクノロジーという独自の構造で設計されており、屈折矯正ゾーンと近視トリートメントゾーンが交互に配置された「二重焦点(デュアルフォーカス)構造」になっています(図)。これにより、ひとつのコンタクトで「近視の視力補正」と「近視の進行抑制」の2つの機能を両立させているのです。

(2)高い近視進行抑制効果
8歳から12歳までの近視のお子様にマイサイト®ワンデーを1日10時間以上、週に6日以上装用することで・眼軸長の伸びを1年で63%、3年で52%抑制・等価球面度数(目の屈折率)の変化を1年で69%、3年で59%抑制することができたと報告されています 1)。
(3)リバウンドが少ない
従来の近視進行抑制治療(低濃度アトロピン点眼やオルソケラトロジーなど)では中止後にリバウンド(近視が急速に進行)がみられやすいのですが、マイサイト®ワンデーでは治療中止後のリバウンドが非常に少ないといわれています 2)。
(4)長期の安全性
マイサイト®ワンデーは、高い保水力と親水性を持つPCハイドロゲル素材(Omafilcon A)を用いた使い捨てソフトコンタクトレンズで、長期の安全性が高く、 10年間毎日利用しても角膜内皮細胞への悪影響は認められなかったと報告されています 3)。
当院のマイサイト®ワンデー治療について
◆マイサイト®ワンデーは保険外診療(自費診療)となります。
◆本製品の開始対象年齢は8〜12歳となっていますが、10歳未満のお子様はコンタクトレンズの脱着が難しいことが多く、トラブルのリスクとなるため、当院では対象年齢を10歳〜12歳(治療開始時)とさせていただいております。
<初回の来院>
【受診方法】必ずお電話でご予約ください(完全予約制)。
【受診日時】土曜午後2時〜所要時間2時間程度。
【受診内容】適応検査を行います。適応となった場合はレンズの装用練習を行います。
【受診費用】適応検査 :7,700円(税込)
装用練習+トライアルレンズ1週間分:3,300円(税込)
【注意事項】サイプレジン点眼液を用いた調節麻痺検査を行うため、お薬が効いている間は眩しさを感じたり目がぼやけたりします(8~24時間で回復に向かいますが、2-3日続くこともあります)。危険ですので自転車を運転して来院しないようご注意ください。
<2回目以降の来院>
【受診方法】通常の眼科診察枠でご予約ください。
【受診内容】まずはトライアルのレンズを装用していただき、1週間後に受診していただきます。問題なければ1ヶ月分のコンタクトを処方いたします。1ヶ月後に再度受診していただき、以後は受診3ヵ月ごとの定期検査が必要となります。詳細は診察時にお伝えいたします。
【受診費用】1ヵ月あたり両眼で15,000円程度(レンズ代・検査・診察料込み)

[引用文献]
1) Chamberlain P, et al. A 3-year Randomized Clinical Trial of MiSight Lenses for Myopia Control. Optom Vis Sci. 2019 Aug;96(8):556-567.
2)Chamberlain P, et al. Eye growth and myopia progression following cessation of myopia control therapy with a dual-focus soft contact lens. Optom Vis Sci. 2025 May 1;102(5):353-358.
3) Lam HY et al. Long-term impact of daily disposable hydrogel soft contact lens wear on corneal endothelium in children. Invest Ophthalmol Vis Sci. 2024;65, 6607.

記事監修:河口内科眼科クリニック副院長/眼科専門医 河口奈々恵
〇江東区清澄白河駅から徒歩3分の河口内科眼科クリニックでは、健診、内科検診、内視鏡、眼科検診のご予約を随時受け付けています。生活習慣病、胃腸の病気、また鎮静剤使用で苦痛のない胃カメラ・大腸カメラの同日検査、また当日ポリープ切除が可能です。眼鏡処方、コンタクト、その他白内障や緑内障、糖尿病などの一般眼科はもちろん、小児眼科、低濃度アトロピン点眼による近視抑制治療も行っております。