緑内障による視力低下を防ぐための10か条|河口内科眼科クリニック|江東区清澄白河駅の内科・眼科・内視鏡検査

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緑内障による視力低下を防ぐための10か条|河口内科眼科クリニック|江東区清澄白河駅の内科・眼科・内視鏡検査

緑内障による視力低下を防ぐための10か条

緑内障は「目のサイレント・キラー」「沈黙の視力泥棒」とも呼ばれていて、本人の気づかないうちに視神経に損傷を与え視野/視力を奪っていく病気です。眼科検診で異常を指摘されるまで症状に無自覚である方もたくさんいらっしゃいます。しかも誰もが緑内障になる可能性があります。40歳以上の男女約4000人を対象に行った日本緑内障学会の調査研究では、なんと約20人に1人が緑内障であると報告されています。

残念ながら、緑内障で失った視野/視力を取り戻すことはできませんし、治癒することもありません。また発症を予防することもできません。しかし、緑内障の進行を遅らせて重度の視力低下や失明を防ぐ方法はあります。今回は、アメリカ眼科学会 American Academy of Ophthalmology(AAO)が提唱する方法をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

 

1.眼科検診を受けて早く発見する

40歳を過ぎたら定期的に眼科で緑内障のチェックを受けてください。早期発見が非常に重要です。特に強度近視の方家族に緑内障がいる方は緑内障になるリスクが高いので注意してください。また高血圧症や糖尿病、片頭痛をお持ちの方、その他全身疾患をお持ちの方も緑内障のリスクがあると言われています。

 

2.ステロイド薬の長期使用に注意する

ステロイドには眼圧を上げて緑内障にさせる副作用があります。何らかのステロイドが含まれるお薬(飲み薬・塗り薬・目薬など)を長期間使用している方や高用量投与されている方は定期的に眼科でチェックを受けましょう。(→ステロイドの目薬についての詳しい記事はこちら

 

3.緑黄色野菜を毎日食べる

緑黄色野菜には、目を保護する作用のあるビタミンミネラルが多く含まれています毎日の食事で緑黄色野菜をバランスよく食べ、ビタミン・ミネラルをしっかり摂取しましょう。

 

4.軽い運動を毎日する

息切れしない程度の早歩きや軽い運動は眼圧を下げる効果が期待できますので毎日続けましょう。

 

5.目をケガから守る

目をぶつけるなどのケガは緑内障を引き起こしたり悪化させたりする可能性があります。スポーツ中やケガをしそうな環境では保護メガネで目を守ってください。

 

6.頭を下げる姿勢は避ける

緑内障の方、または緑内障のリスクが高い方は、長時間 頭を心臓より低い位置にしないでください。頭を下げる姿勢は眼圧を大幅に上昇させる可能性があります。

 

7.うつぶせで寝ない

うつぶせ寝をしたり顔の上に腕を乗せて寝ることは、目を圧迫し眼圧を上昇させるのでやめましょう。また睡眠中にひどいいびきや無呼吸がある方は緑内障を発症するリスクが高いのでまずは検査を受けましょう。

 

8.目を紫外線から守る

太陽光に含まれる紫外線がある種の緑内障を引き起こすというデータがあります。日差しが強い時にはサングラスや帽子などで紫外線から目を守りましょう。

 

9.歯を磨いて口を清潔に保つ

口の中の菌は全身に様々な悪影響を及ぼします。意外に思われるかもしれませんが、歯周病と緑内障の視神経障害との間には関連があるという研究結果が報告されています。目や全身の健康のためにも、毎日歯を磨き、定期的に歯科検診を受けましょう。

 

10.血圧を適正に保つ

睡眠中に血圧が下がりすぎると緑内障が悪化する可能性があります。緑内障をおもちの方で、高血圧に対して夜に降圧剤を内服されている方やもともと低血圧の方は、その旨を眼科医にお伝えください。場合によっては眼科医と内科医とで相談して血圧管理を行う必要がでてきます。決して自己判断で降圧剤を変更・中止しないでください。

→その他の緑内障の記事はこちら

記事監修:河口内科眼科クリニック副院長/眼科専門医 河口奈々恵 →医師紹介

〇江東区清澄白河駅から徒歩3分の河口内科眼科クリニックでは、健診、内科検診、内視鏡、眼科検診のご予約を随時受け付けています。生活習慣病胃腸の病気、また鎮静剤使用で苦痛のない胃カメラ・大腸カメラの同日検査、また当日ポリープ切除が可能です。眼鏡処方コンタクト、その他白内障緑内障糖尿病などの一般眼科はもちろん、小児眼科低濃度アトロピン点眼による近視抑制治療も行っております。