花粉症には早めの対策を〜季節性アレルギー性結膜炎|河口内科眼科クリニック|江東区清澄白河駅の内科・眼科・内視鏡検査

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花粉症には早めの対策を〜季節性アレルギー性結膜炎|河口内科眼科クリニック|江東区清澄白河駅の内科・眼科・内視鏡検査

花粉症には早めの対策を〜季節性アレルギー性結膜炎

年が明け、間もなく春の花粉症の季節がやってきます。最近の調査では、春の花粉症の代表格であるスギ花粉症の年齢層別有病率は10代から50代ではほぼ2人に1人となっていて、それも年々増加傾向にあります。

2023年は東京では2/11がスギ花粉の飛びはじめ予想となっていますが、実際には少量が1月中旬以降から飛び始めます。また、2023年は昨年や例年と比べても200%程度の非常に多い花粉飛散量が予想されているうえ、ここ10年で最も多い飛散量が予想されています。

毎年花粉症に悩まされている方は特に1月から花粉症対策を始めた方がよいでしょう

 

花粉症:季節性アレルギー性結膜炎とは?

目や鼻の粘膜がスギ花粉などのアレルゲンに曝露されると、リンパ球からそのアレルゲンに反応するIgE抗体が作られマスト細胞(肥満細胞)と結合します。そこに改めてアレルゲンが入ってくると、マスト細胞に結合したIgE抗体と反応を起こしてマスト細胞の中のヒスタミンなどの化学伝達物質(メディエーター)が眼表面の粘膜に放出され神経や血管に作用し、かゆみや充血、白目のむくみを起こします。このアレルギー反応はアレルゲンに曝露されてから15分位で充血やかゆみなどの反応が出てくるので即時型(Ⅰ型)アレルギーと呼ばれます。

 

スギ花粉症のアレルギーのメカニズム

 

 

花粉症の治療について

主に抗アレルギー点眼薬を用います抗アレルギー点眼薬は大きく分けて二種類あります。ひとつはメディエーター遊離抑制薬、もう一つはヒスタミンH1受容体拮抗薬です。現在はヒスタミンH1受容体拮抗薬がメインで処方されることが多いです。またこれらの抗アレルギー点眼薬で症状が十分に抑えられなかった場合には弱いステロイド剤の点眼薬を処方することもあります。

また点眼薬だけで症状が治まらない場合には抗アレルギー薬を内服することもあります。

 

花粉症を予防するには?

花粉が飛散する季節にはできるだけ花粉が目に入らないように工夫するといいでしょう。花粉防止用の眼鏡を装用したり、外出からの帰宅時には衣服を叩いて花粉を落とす、また洗濯物は外に干さないようにしましょう。

洗眼も有効だと考えられていますが、必要以上に行うと目にとって最も良い薬である涙も洗い流してしまうことになるので帰宅直後のみに限定しましょう。また防腐剤無添加の人口涙液を数滴、目を洗い流すように点眼するのも有効です。

 

花粉症は根本治療がないため症状をコントロールしながらうまく付き合っていくことが大切です。

せっかくの春を少しでも気持ちよく過ごすためにも早めの対策を心がけましょう。

 

→花粉症治療についてはこちらの記事もチェック!

 

 

記事監修:河口内科眼科クリニック副院長/眼科専門医 河口奈々恵 →医師紹介

 

〇江東区清澄白河駅から徒歩3分の河口内科眼科クリニックでは、健診、内科検診、内視鏡、眼科検診のご予約を随時受け付けています。生活習慣病胃腸の病気、また鎮静剤使用で苦痛のない胃カメラ・大腸カメラの同日検査、また当日ポリープ切除が可能です。眼鏡処方コンタクト、その他白内障緑内障糖尿病などの一般眼科はもちろん、小児眼科低濃度アトロピン点眼による近視抑制治療も行っております。