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緑内障っていろいろ|河口内科眼科クリニック|清澄白河駅徒歩3分内科・消化器内科・眼科

緑内障っていろいろ

眼圧が高いから緑内障?緑内障だから飲めない薬がある?

緑内障という病気の名前は知っていても漠然としたイメージしか持っていない方が多いのではないかと思います。

実は緑内障にはタイプがあり、それは隅角(ぐうかく)の広さによって決まります。

隅角とは角膜と虹彩(茶目の部分)との間のことです。

目の中では絶えず房水という水が虹彩の一部である毛様体という場所から産生されて、血液のかわりに目の中に栄養を与えます。栄養を与えた後は隅角にあるシュレム管から排出されます。隅角が狭くなると房水の排出が滞り、眼圧が上がってしまいます。

その隅角が広いと開放隅角緑内障、狭いと閉塞隅角緑内障となります。

 

「開放隅角緑内障」

開放隅角緑内障は眼圧(目の形を保つための内圧)に視神経が負けてしまい、徐々に視神経が傷んでいきます。この中には正常眼圧緑内障と言って眼圧は正常値を示すものがあります。日本人の緑内障のうち正常眼圧緑内障が占める割合は7割以上です。眼圧検査をして正常でも眼底検査で視神経の形を診ないとわからないところが厄介ですね。

このタイプの緑内障は眼圧を下げることが治療となります。毎日欠かさず眼圧を下げるための点眼をして視神経を守っていきましょう。

 

「閉塞隅角緑内障」

閉塞隅角緑内障では隅角がせまくなっているため、さらに隅角を狭める作用のある薬を使うことは避けます。さらに隅角が狭まり閉じてしまうと、排出口が閉ざされてしまうため急激な眼圧上昇をきたし、激烈な症状と共に短時間で視神経の損傷が進み視野が失われていきます。隅角を狭める作用のある薬とは、例えばお腹の動きをしずめる薬や睡眠薬、抗不安薬などです。したがって問診票の過去の病気の欄には必ず緑内障とお書きくださいね。

一般的に、年齢とともに徐々に閉塞の度合いは進行していきます。そのとき考えられる治療はレーザー、または早期の白内障手術です。これはまた別で詳しくお話します。

また、胃カメラや大腸カメラの際には一般的にはこのタイプの緑内障の方が使えない薬を用いますが、当院では内科と眼科が連携して隅角が狭くなっている方でも安全に検査が行えるよう配慮しております。ご相談ください。

 

このように、ひとくちに緑内障と言ってもタイプはいろいろあります。ご自身の目についてご不安や疑問があったらお気軽にお聞きください。また、医師から緑内障と言われている方でもご自身がどのタイプの緑内障なのかわからない場合にはお気軽にお聞きくださいね。