ソフトコンタクトの素材の話|河口内科眼科クリニック|江東区清澄白河駅の内科・眼科・内視鏡検査

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ソフトコンタクトの素材の話|河口内科眼科クリニック|江東区清澄白河駅の内科・眼科・内視鏡検査

ソフトコンタクトの素材の話

気軽にインターネットでコンタクトレンズを購入できるようになってしまった今日この頃。

しかしコンタクトレンズは副作用・機能障害が生じた場合、人体に重大な影響を与える恐れがあるものに分類される「高度管理医療機器」です。

目の健康を守るために、必ず定期的に眼科でチェックを受けてくださいね。

 

 

コンタクトレンズにはハードとソフトがありますが、今回はソフトコンタクトレンズの素材についてお話しします。

現在販売されているソフトコンタクトの素材には大きく分けて「HEMA」「シリコーンハイドロゲル」があります。

 

HEMA(ヘマ)

HEMAは旧来広くソフトコンタクトレンズの素材として使用されてきました。水分を含むと柔らかくなる素材なので装用感が良いのがメリットです。しかし、装用感をより良くするために含水率を高めようとすればするほど装用中に目が乾燥しやすくなるというデメリットがあることがわかってきました。また、角膜の栄養に大切な酸素透過性にも限界があることがわかりました。

 

シリコーンハイドロゲル(シリコン)

HEMAの問題点を克服する素材として注目されているのがシリコーンハイドロゲルです。シリコンは含水率が低いため装用中に目が乾燥しにくいというメリットがあります。またきわめて高い酸素透過性をもちますので、コンタクトレンズ装用で問題となってきた角膜内皮細胞の減少を軽減する効果が期待されています。含水率が低いために硬い素材ではあるため、つけ心地を向上させる努力がなされています。

 

このように素材によって特徴がありますので、コンタクトレンズを選ぶ際には参考にしてみてくださいね。

 

記事監修:河口内科眼科クリニック副院長/眼科専門医 河口奈々恵 →医師紹介

 

〇江東区清澄白河駅から徒歩3分の河口内科眼科クリニックでは、健診、内科検診、内視鏡、眼科検診のご予約を随時受け付けています。生活習慣病胃腸の病気、また鎮静剤使用で苦痛のない胃カメラ・大腸カメラの同日検査、また当日ポリープ切除が可能です。眼鏡処方コンタクト、その他白内障緑内障糖尿病などの一般眼科はもちろん、小児眼科低濃度アトロピン点眼による近視抑制治療も行っております。